第28回 親戚一同の集合写真に不可解な白い手が写っていて…

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霊能者が解決~私の心霊体験談~

第28回 女織先生親戚一同の集合写真に不可解な白い手が写っていて…

東京都国分寺市 優帆さん 25歳

去る八月のお盆、夫の実家である義理の祖母宅に親戚一同が集まり、そこで集合写真を撮ったのですが、その写真がどうやら心霊写真なのです。妙なものが映り込んでいるのはうちの愛娘ふたりの間。上の子と下の子が並んでいるその間から白い手が伸びているのです。周りの誰かの手かとも疑いましたが、どう見てもおかしな角度です。夫にも相談しました。夫も最初は「誰かが手を伸ばしたんじゃない?」と言いました。それはありえない、こんな角度で手を出せる人はいない、と説明すると、心霊写真かもしれない、と認めたものの、「古い家だし、死んだ親戚の誰かが映り込んだんだろう、お盆だし」と笑い出したのです。夫は心霊写真を気にする様子がまったくありませんでした。

私はオカルトや幽霊の類がとても苦手です。なので、気味の悪い心霊写真もお寺か神社に持っていって、お祓いして、そのまま処分してもらいたいと思い、それを夫に提案しました。すると夫はあろうことか、「お前、俺の実家に悪い霊がいるとでも言いたいのか、失礼なやつだな」と機嫌を損ねてしまったのです。見るからに気味の悪い心霊写真なのに……。でも、これ以上言うと確実に大喧嘩になってしまいそうな空気で、もう何も言えなくなってしまいました。ですので、夫の目を盗み、夜中にこっそり電話占い恵心の先生に鑑定のご依頼をすることになったのです。なにぶん突然のことですが、霊視が可能でしたら、心霊写真が一体どういうものなのか、ぜひ鑑定をお願いいたします。除霊が必要でしたら、除霊もよろしくお願いしたいです。本当に不安です。

女織先生の鑑定

霊視の結果、心霊写真の正体がはっきりと判明しました。まず、旦那様がおっしゃっていた「死んだ親戚の誰かが写り込んだんだろう」という推測は、おそらく偶然でしょうが大当たりです。娘さんふたりの間から伸びる白い手の正体は、既に他界された旦那様のご親族のひとりのもののようです。しかし、どうやら少しばかり事情があります。ただお盆で現世に戻ってきた先祖霊ならば放っておいても無害なのですが、この霊体はそうではないようで、元々家の中に住み着いている霊体が、お盆という時期で霊力を増し、写真に映り込んだ、ということのようです。

白い手の正体を詳しくお話しましょう。この手の主は、今から数十年前、若くして病気でお亡くなりになったご親族の女性のようです。召された御年の頃はちょうど上の娘さんと下の娘さんの間くらい。写真に映り込んだのは、同年代の女の子がやってきて思わず嬉しくなってしまったのでしょう。この子は旦那様の御実家におふたりが遊びに行くのを大変楽しみにしているようです。なお、この子は生きていれば旦那様と同じくらいの年齢のようで、幼いころは旦那様とも顔見知りだったようです。旦那様に言えばきっと教えていただけるでしょう。

決して害意や悪意のある霊体ではなく、危険な類でもありませんので、写真はそのまま持っていても構いません。ただ、どうしても気味が悪いというのであれば、最寄りの神社に持っていき預かってもらうと良いでしょう。

相談者のその後

いただいた鑑定結果を受けて、夫に聞いてみました。「あなたの親戚で、ちょうど同じくらいの年で、若くして亡くなった方がいる?」と尋ねると、夫はハッとした顔をして、「いる。従姉妹のミヨちゃん。ちょうど俺の1歳下で、小さい頃はよく遊んだ。でも生まれつき身体が弱くて、風邪をこじらせて肺炎になってそのまま死んでしまったんだ」と話してくれました。そして「例の写真、もしかしたらミヨちゃんかもしれないな。亡くなったのはちょうどうちの娘と同じくらいの年齢だったから。同い年くらいの子が来て嬉しかったんだろう」と、先生が霊視でおっしゃった通りのことを言い出したのです。驚きました。

例の写真は、旦那とも話し合った結果、神社には持っていかず、そのまま家で保管することにしました。決して人に見せるようなものではありませんが、そのミヨちゃんという子がまだ旦那の実家にいて、寂しくしているのかもしれないと思うと、とても神社でお祓いしてもらう気にはなれません。今度旦那の実家に帰省した時は、そのミヨちゃんのお墓に墓参りに行こうと思います。

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